J1神戸イニエスタ 謝罪「申し訳なく思っています」ロティーナ新体制でも開幕10戦未勝利

 「明治安田生命J1、神戸0-1C大阪」(10日、ノエビアスタジアム神戸)

 ミゲルアンヘル・ロティーナ新監督(64)が就任した神戸だったが、C大阪に0-1で敗れた。これで開幕から10戦未勝利。磐田と引き分けた湘南も未勝利が続く。横浜Mは終盤に西村らがゴールを決め、鹿島に3-0で快勝。勝ち点18で2位に浮上し、連勝が5で止まった鹿島は得失点差で3位。広島は3連勝。札幌は今季初勝利。川崎、横浜M、浦和、神戸はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のため次戦は5月になる。

 神戸が泥沼から抜け出せない。ロティーナ監督初陣となるC大阪との“阪神ダービー”に完封負け。プロ野球阪神は10戦目で初勝利をつかんだが、神戸は4分け6敗で開幕10戦未勝利となった。

 試合後には16日からタイ・ブリラムで集中開催されるACL1次リーグの壮行会を決行。完敗直後の重苦しい雰囲気の中、MFイニエスタ主将があいさつに立った。「今シーズンこのような状況になっていること申し訳なく思っています」とサポーターに謝罪した。

 その上で「サッカーでも、人生でもチャンスはいつもあります。2年前、同じように状況が良くない中、ACLで打開できたことを覚えていると思います」と呼びかけた。リーグ戦5連敗からACL4強入りした20年を重ねた。

 ロティーナ監督は初陣で4-3-3の布陣を採用。前半27分にクロス対応が遅れてC大阪FW加藤に決勝点を許した。イニエスタはハーフタイムに交代。「あまり感覚が良くなく疲れを感じたということで、交代の希望があった」と指揮官が説明した。

 ロティーナ監督は全員が同じ生活を送るACL遠征中にチーム再構築を図る考えだ。「今シーズンでこの15日間が一番重要な時間」。浮上のきっかけをアジアの舞台に求めた。

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