J1神戸 ACL初戦は大黒柱イニエスタ不在 19日・傑志戦 指揮官は早期復帰望む
2年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)挑戦となるJ1神戸は18日、1次リーグJ組が集中開催されるタイ・ブリラムで初戦の傑志(香港)戦(19日・ブリラム)に向けた公式会見に臨んだ。ミゲルアンヘル・ロティーナ監督(64)は主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が現時点では遠征に帯同していないことを明らかにした。
イニエスタ不在について問われたロティーナ監督は負傷者が多いチーム状況を説明しながら「アンドレスのことに関しては我々が日本に帰るまでに、チームに戻ってくることを望んでいる」と答えた。
今季J1で4分け6敗の開幕10戦未勝利と低迷する神戸は早くも2度の監督交代があり、今月8日にロティーナ監督が就任。就任初戦となった10日のC大阪戦(ノエスタ)にイニエスタは先発したが、前半だけで交代した。試合後にロティーナ監督は「あまり感覚が良くなく疲れを感じていたということで交代の希望があった」と本人からの申し出だったことを明かしていた。
チームは12日にタイに出発。現地で新監督による戦術構築を含めたトレーニングを続けている。
会見には選手を代表してMF扇原貴宏(30)が出席。「新しい監督になり新しい大会に臨むにあたって、ゲームモデルもすごくはっきりしている。どれだけ試合でできるかというのは自分たち次第。しっかりとそのゲームモデルを表現できれば勝てると思うので、勝ちながら修正をどんどんしていければいいかなと思っています」と意気込みを語った。
J組は最大のライバルと目された上海海港(中国)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航制限となり出場を辞退。同組は神戸、傑志、チェンライ(タイ)の3チームで争われる。大黒柱のイニエスタ不在の中、神戸が目標に掲げる「アジアNo.1クラブ」への戦いが始まる。