Jリーグ 「声出し応援」一部クラブで試験的緩和の可能性 野々村チェアマン示唆
Jリーグの野々村芳和チェアマン(49)は19日、社員総会後のオンライン会見で、観客の「声出し応援」について一部クラブで試験的な緩和に踏み切る可能性を示唆した。
野々村チェアマンは「我々で決められることではない。第7波のリスクもある中で、安全安心にどう配慮していくか考えていかないといけない」と「声出し応援」の緩和に慎重な姿勢を示しながらも、「スモールスタートというか、どこかのクラブで(声出し応援の)トライ始めて、事例を作っていく作業を積み重ねながら、段階的にゆっくり進んでいくのが現実的ではないか」と踏み込んだ。
サポーターからも「声出し応援」の解禁を臨む声が高まっている中で、18日にはスポーツ庁など関係省庁と実務レベルの調整を始めていることを明かしていた。野々村チェアマンは「次の段階に進む上で、リスク評価してエビデンスを積み上げて検討していく」と緩和への前向きな考えを示した。