香川真司が説く「すべては初戦ドイツ戦」W杯1次L“死の組”突破へ道筋を分析

 サッカーのベルギー1部リーグ、シントトロイデンの元日本代表MF香川真司(33)が26日、大阪市此花区の舞洲グラウンドで行われた古巣J1C大阪の練習に参加後、取材に応じた。11月に開幕するW杯カタール大会1次リーグで日本代表が入ったE組の組み合わせを評価。キーポイントについて初戦のドイツ戦を挙げた。

 W杯日本代表に2大会連続で選ばれている香川ならではの見解だ。ドイツ、スペイン、ニュージーランドとコスタリカによる大陸間プレーオフ(6月14日)の勝者と顔を合わせる1次リーグE組。日本にとっての“死の組”も、経験豊富な33歳は冷静だった。

 W杯優勝の実績があるドイツ、スペインとの同組にも「いいグループに入ったと思う」と評価した。そしてポイントに挙げたのがドイツ戦。かつてドルトムント(ドイツ)に在籍したこともあるだけに「簡潔に言えば、すべてはドイツ戦ではないか。そこにどれだけフルにもっていけるか」と、初戦の重要性を説いた。

 2019年6月以来、招集から遠ざかっている日本代表。7カ月後、中東のピッチに立つ姿を思い描いているはずだが「自分の中では7月の開幕に照準を合わせている。その先のことは特に考えていない」と、1月から戦いの場を移したベルギーへ視線を向ける。

 シントトロイデンは10日に9位でシーズン終了。オフが長いこともあり、古巣に申し入れた練習には19日から連日参加している。この日も実戦形式のトレーニングでは激しいスライディングを披露するなど、背中で後輩たちを鼓舞し続けた。

 「少しでもチームにいい影響を与えて、いつもと同じような気持ちでやるように心がけている」。2010年まで在籍した原点にも回帰しながら、香川の挑戦は続く。

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