FC東京 4戦ぶり勝利 8年ぶり聖地国立でJリーグ
「明治安田生命J1、FC東京2-0G大阪」(29日、国立)
FC東京がG大阪に2-0で勝って勝ち点18で4位に浮上した。国立競技場でのJリーグの試合は8年ぶりで改築後は初だった。鹿島は鈴木や松村らの得点でC大阪に3-0で快勝し、勝ち点を22に伸ばして首位に立った。柏は鳥栖に1-4で敗れ、3連敗で勝ち点16のまま。鳥栖は同15とした。札幌は菅のゴールで湘南に1-0で競り勝ち、今季ホーム初勝利。福岡は京都を1-0で破り、広島は清水と2-2で引き分けた。
「聖地」にJリーグが帰ってきた。国立競技場でリーグ戦が開催されるのは2014年5月の甲府-浦和戦以来8年ぶり、東京五輪に向けた改修後では初となる。降りしきる雨の中4万3125人が詰め掛け、選手入場時にはLEDによる演出や花火が打ち上げられた。記念すべき一戦でFC東京が4試合ぶりの白星を挙げた。
前半38分にFWアダイウトンのゴールで先制。チームにとって4試合ぶりとなる待望の得点だった。後半20分には途中出場のFWレアンドロが圧巻の個人技で追加点。2人は21年1月4日に国立で行われたルヴァン杯決勝でもチームを優勝に導くゴールを決めていた。“新国立”との相性抜群で、レアンドロは「ホームは毎試合ここでやってもらいたい」とご機嫌だった。
「このスタジアムはクラブの将来の一部分を担っている」。アルベル監督はそう振り返り“新国立”がクラブの本拠地となることを期待した。再び「聖地」として親しまれるべく、新たな一ページが刻まれた。