“オシム・チルドレン”阿部勇樹氏「サッカーとは何か。人生とは何か。教えていただきました」
オーストリア1部グラーツは1日、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が死去したと発表した。80歳。
オシム氏の訃報を受けて、昨季限りで現役を引退した元日本代表の阿部勇樹氏(40)が同日、自身のツイッターを更新し「2003年ジェフの監督になり、まだまだこどもだっだ、自分を鍛えてくれた恩師!オシム監督から、サッカーとは何か。人生とは何か。教えていただきました。今の自分があるのは、オシム監督の指導のおかげです!またお会いにいって、サッカーの話をいっぱいしたかった」(原文まま)と思いをつづった。
千葉県出身の阿部氏は1998年に市原(現千葉)から当時最年少記録の16歳333日でJリーグデビューした。2003年にオシム氏が監督に就任すると主将に抜てきされ、2005、06年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)連覇に貢献。複数ポジションをこなす「ポリバレント」の代名詞的な存在だった。
昨年11月の引退会見では指導者に転じる意向を表明。オシム氏らの薫陶を受けた阿部氏は「指導者への道に行かなければ、今まで教えていただいた監督に失礼じゃないかと思う」と語っていた。