Aマドリード、リーグ優勝のレアル出迎えを拒否
サッカースペイン1部リーグ、アトレチコ・マドリードが、同じ街のライバルチームであるレアル・マドリードのリーグ優勝顕彰行事を拒否-。タイトル獲得チームと対戦する際に対戦チームが試合前のピッチで整列して拍手で出迎えるスペイン伝統の習わし、パシージョをしない意思を明らかにした。
クラブ声明として発表した。アトレチコは「チャンピオンへの敬意を示すものとして生まれたものを、対戦チームに課される通行料のように変換した人物がいる。さらにこれには屈辱の匂いも含まれている」とし「スポーツの真価を明らかに忘れ、緊張と対立を助長するこの嘲りに加担するつもりはない」としている。さらに「アトレチコは昨季リーグのチャンピオン。だが、優勝した後の最初の試合でパシージョをすべきだとの議論があったという記憶があるだろうか?答えはノー。なぜなら議論がなかったから。いくつかの機会で対戦チームからの顕彰はあったが、別の機会ではなかった。いずれにせよ今回のように度を越した注目には繋がっていない」と主張を展開。優勝チームであるレアル・マドリード(およびそのファン)側から勝者に相応しい対応を強制するような世論醸成があるとの見解を示した。
レアル・マドリードは前節でリーグ優勝を決め、今節(日本時間9日未明)にはアトレチコ・マドリードとのマドリードダービーが控えている。