J1鹿島・23歳上田、2発で堅首「FWの仕事ができた」 代表へアピール

 前半、チーム2点目のゴールを決めて喜ぶ鹿島・上田。右はアルトゥールカイキ
 後半、自身2点目のゴールを決めて喜ぶ鹿島・上田(右)
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 「明治安田生命J1、鹿島3-1磐田」(3日、カシマスタジアム)

 首位鹿島は上田の2得点などで磐田を3-1で退け、2連勝で勝ち点25に伸ばした。柏は21歳の森がプロ初得点を含む2得点と活躍し、2-1で広島に逆転勝ち。連敗を3で止め、勝ち点19とした。FC東京は19歳の松木がプロ初ゴールを挙げたが、1-5で福岡に大敗して勝ち点18のまま。清水は4-1で湘南に快勝し、9試合ぶりの勝利。鳥栖-C大阪、名古屋-京都はともに1-1で引き分けた。

 FW上田の2得点で鹿島が首位の座を盤石のものとした。上田は1-0の前半35分、FW鈴木のスルーパスに抜け出すとGKとの一対一を制し、左足で追加点を流し込んだ。

 圧巻は後半33分の2得点目だった。相手を背負いながら左に持ち出す。磐田DF伊藤を振り切ると、体は流れながらも強烈な左足でニア上を射抜いた。

 7分前に1点差に迫られた重苦しい雰囲気を振り払う一撃。「FWの仕事ができた」とうなずいた。裏への抜け出しとターンからの2得点。多彩な得点パターンは目を見張る。「ゴールのバリエーションはFWの価値に直結する」と誇らしげに語った。

 磐田の元日本代表MF遠藤も「常にゴールに向かってプレーする選手なので、敵として脅威を感じる。経験を積んでいけば代表でも戦力になれる」と高く評価。百戦錬磨の司令塔をもうならせた。

 4試合ぶりのゴールを含む2発で今季7得点とし、得点ランク首位に1点差と肉薄した。11月のW杯カタール大会まで半年あまり。23歳のストライカーは成長の歩みを止めない。

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