C大阪 待望の今季リーグ戦ホーム初勝利 毎熊2ゴール、為田一発退場も逃げ切る

 前半、自身2点目のゴールを決め駆け出す毎熊
 前半、自身2点目のゴールを決め、清武(右)と抱き合う毎熊
 前半、自身2点目のゴールを決め駆け出す毎熊
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 「明治安田生命J1、C大阪2-1磐田」(6日、ヨドコウ桜スタジアム)

 9位のC大阪はMF毎熊晟矢(24)のJ1リーグ戦初ゴールを含む2得点で15位・磐田に勝利。今季のリーグ戦ホームゲーム6試合目で待望の初勝利を飾った。C大阪は暫定6位に浮上した。

 今季のC大阪はホームで勝てない怪現象が続いていた。この試合までの11試合は3勝5分け3敗。順位も9位とそれなりのところに付けているが、3勝はすべてアウェーでの勝利。ホームは2分け3敗と未勝利で、逆にアウェーは3勝3分けと無敗だった。

 スタンドとピッチの距離が日本一近いともいわれる本拠地ヨドコウ桜スタジムにはこの日も大勢のサポーターが詰めかけ、スタンドをピンクに染めて後押しした。小菊昭雄監督はFWジェアン・パトリッキを左MFで初のスタメン起用。そして4月29日の前節・鳥栖戦(駅スタ)に続いて右MFで先発した毎熊がこの試合の主役だった。

 前半32分、右CKからの流れでMF清武が右サイドからクロス。DFヨニッチが頭で流したボールをDF西尾が左足ダイレクトで折り返す。これをゴール前で毎熊がヘッドでたたき込んだ。40分にはエリア内左からの清武の折り返しをスライディングしながら右足で合わせた。

 J2長崎から今季、完全移籍で加入。長崎時代に手倉森誠監督から右サイドバックにコンバートされ、C大阪でも松田陸とポジションを争う存在と考えられていた。しかし高校選手権で優勝した東福岡や進学した桃山学院大時代はFWの選手。前節から右MFとして起用され、得点感覚を見せつけた。

 C大阪は途中出場のMF為田が後半27分に磐田DF小川へのファウルで一発退場。当初、イエローカードが提示されたが、VARの介入で判定変更となった。数的不利となり、後半34分に磐田FWゴンザレスに1点を返されたが、逃げ切った。

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