チェルシー買収合意を正式発表 ドジャース共同オーナーらに 4千億円ウクライナ支援へ
イングランド・プレミアリーグのチェルシーは7日、米大リーグ・ドジャースの共同オーナーを務めるトッド・ボーリー氏らの共同事業体がクラブを買収することで合意に達したと発表した。英政府とプレミアリーグの承認を経て、今月下旬には売却が完了するという。
チェルシーはロシアのウクライナ侵攻を受け、3月にロシア人オーナーのアブラモビッチ氏が売却する意思を表明。その後、同氏は英政府による経済制裁対象となって資産を凍結されたが、クラブは特例で活動継続が認められている。
6日の英紙テレグラフ(電子版)は買収額が最大40億ポンド(約6440億円)に達すると報じていた。クラブによると、買収額の25億ポンド(約4030億円)はウクライナ支援など慈善事業に充当されるという。買収費用は英国の口座に入金されるが、凍結されているため、送金には英国政府の承認が必要になる。
また、新たなオーナーは17・5億ポンド(約2800億円)の追加投資を行う予定で、本拠地スタンフォードブリッジや下部組織、女子チームなどに使用される。