J1鹿島3失点で完敗 上田と鈴木が不発で無得点「アイデア出せていない」

 「明治安田生命J1、広島3-0鹿島」(7日、エディオンスタジアム広島)

 首位の鹿島は3失点で完敗した。今季2度目の3連勝とはならななかった。消化試合が1試合多い状況で同日に勝利した川崎に勝ち点2差に詰められた。

 前半はペースを握られ押し込まれた。何度もピンチを迎え自陣でのプレー時間が増える中で同38分に右サイドから先制点を奪われた。

 鹿島は、この日も前節2発で現在7得点のFW上田綺世と現在4ゴール4アシストのFW鈴木優磨が先発。ただ、チームとしてもボールを持つ時間が少なく、2人に効果的なボールが供給されることは少なかった。上田は「かみ合わないというか、相性が悪いなと思った。相手も勢いがあったしタフに戦ってきたので、それを押し返すというのがなかなかできなかった」と振り返った。

 広島の布陣は5バックで隙を見つけることはできなかった。鈴木は「ここ最近の課題で5バックで上田綺世に対して強いCB3枚を並べてきて、そこに対して自分たちが崩しきるアイデアとか、そういった部分がなかなか出せていない」。相手のDF佐々木翔らによりエースの上田も完全に抑え込まれ、先発2トップのシュートは2人で1本に終わった。

 後半も主導権は取り返せず2失点を奪われ力尽きた。鹿島は4月10日の横浜M戦以来リーグ4試合ぶりの敗戦。レネ・バイラー監督は「システムうんぬんと言うより相手はデュエルも競り勝って判断のスピード、動作のスピードも速かった。我々がそれに対して遅れていた」と完敗を認めるしかなかった。

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