J1神戸4連敗で開幕11戦未勝利 最下位抜け出せず DF菊池がVARで一発退場

後半、G大阪に先制を許し、肩を落とす神戸 アンドレス・イニエスタ(撮影・吉澤敬太)
後半、巧みなドリブルで相手選手を抜き去る神戸 アンドレス・イニエスタ(撮影・吉澤敬太)
前半、レッドカードで退場となる神戸・菊池流帆(左端)=撮影・吉澤敬太
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 「明治安田生命J1、G大阪2-0神戸」(8日、パナソニックスタジアム吹田)

 最下位の神戸は0-2で敗れ、開幕11戦未勝利となった。

 4月10日のC大阪戦以来、約1カ月ぶりのリーグ戦でも白星をつかむことができなかった。前半34分にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、ファウルで決定的な得点機会を阻止したとしてDF菊池流帆(25)がレッドカードで一発退場。10人での戦いを長時間強いられ、ゲームプランの変更も余儀なくされた。

 前半31分、G大阪MFダワンがヘッドで前線に送ったパスにFWパトリックが反応。ボールを先に触ったところ、追いかけた菊池のスライディングで倒された。池内明彦主審は当初、ノーファウルとしたが、VARでチェック。菊池のファウルを確認し、一発退場に判定が変わった。

 10人となった神戸は左サイドでキレを見せていたMF汰木に代えてDF槙野を入れ、守備の人数を整えた。後半19分にはベンチスタートのMFイニエスタをFW大迫に代えて投入。25分にはFW武藤へ決定的なスルーパスを通したが、GK一森の好セーブに阻まれた。

 耐えていた守備も後半36分に崩れる。G大阪の右CKからクリアボールを拾ったDF柳沢がシュート。相手のブロックでコースが変わり、フリーのDF権敬源にヘディングで押し込まれた。後半ロスタイムには途中出場のG大阪MFウェリントンシウバに痛烈なカットインからのシュートを決められた。

 これで4連敗となり、4分け7敗の開幕11戦未勝利。ACL1次リーグを2勝2分けの無敗で首位通過し、上昇気配を感じた中で迎えた1カ月ぶりのリーグ戦で、結果を得ることができなかった。

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