サッカー・日本協会 須原専務理事「子供たちは声を上げるべき」暴力等根絶相談窓口の利用訴える

 日本サッカー協会の須原清貴専務理事が19日、理事会後のオンライン会見に応じ、熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部を巡る暴行問題について「憤りを感じている」と強く非難した。

 秀岳館高では先月20日、サッカー部員が暴行されている動画のSNSへの投稿が発覚。八代署が同25日に男性コーチを暴行容疑で書類送検した。学校側は同26日付で段原一詞前監督と男性コーチを謹慎処分とし、サッカー部の活動は継続していた。今月に入って学校側は男性コーチを懲戒免職とし、段原前監督は退職願を提出し、受理されていた。

 須原専務理事は暴力やハラスメントの根絶に向けて「子供たちは声を上げるべき」と強調し、日本協会が設置している「暴力等根絶相談窓口」の利用を訴えかけた。電話(03-5276-8838)やインターネットでも通報を受け付けており、暴力行為などが認められれば、行為者に対する指導や処分が検討されることになる。須原専務理事は「我々は必ず対応するので、ぜひ活用いただければ」と力を込めた。

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