代表復帰の堂安 地元尼崎でサッカー教室「楽しかった」吹田凱旋へ「恩返し」誓う

 スクール生とプレーする堂安律(10)=撮影・石井剣太郎
 ゴールを決めたスクール生とタッチをかわす堂安律(右)=撮影・石井剣太郎
 スクール生からの質問に応じる堂安律(左)=撮影・石井剣太郎
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 サッカー日本代表に復帰したMF堂安律(23)=PSV=が22日、地元の兵庫県尼崎市に4月開校したスクール「Next10 Football Lab」を訪れスクール生に初めて直接指導した。約130人の小学生が参加。ミニゲーム、質疑応答で触れ合った。

 試合では開始4秒、左サイドから左足を振り抜き、強烈なミドル弾を突き刺した。歓声とどよめきが起きた。

 午前の部を終えた堂安は「楽しかった。何も考えず目の前のボールを蹴って楽しさを感じた」と振り返った。

 幼い頃も思い出した。「何も考えず突っこんでいくところとか。大人になるといろんなことが頭によぎって、無駄な経験だと僕は思っているけど、無駄に大人になっていくのは嫌なので、子供たちのピュアな心はすごい勉強になった」と英気を養った。

 普段は元プロの兄・堂安憂が指導。兄弟で地元にサッカー教室を作るのは目標だった。堂安は「海外の選手は母国の子供たちに対して投資をするのは当たり前で、自分もしたいなと。そういう選手はかっこいいなと。やるなら尼崎でという気持ちがあった。いろんな人の協力でこういう形でできた。でも仕事はピッチ上で結果を出すこと。責任を感じる」と気を引き締めた。

 今季はオランダのPSVで11得点。「オランダリーグで4年目。15点くらいは取らないといけないので全然満足していないし、こんなもんじゃないと思っている」と強気に言い切った。

 W杯予選中に外れた代表に復帰。ブラジル戦など4試合を行う6月の代表戦で本戦への生き残りを懸ける。14日のチュニジア戦は吹田スタジアム。G大阪で育った堂安にとっては原点の地だ。

 「特に吹田は代表デビューもあそこだった。(帰国後)ガンバにもあいさつにいって、選手にもあいさつさせてもらい、やはりここがホームだと思っているので、やはりいいパフォーマンスできれば恩返しかなと思う」と、気合を入れた。

 本戦では死の組に入った。海外で培った経験上、マイナスなイメージはない。「ドイツ、スペインでよかった。それよりもブラジル、アルゼンチンのように個の力できた方が嫌だったと思った。ドイツ、スペインだと組織的に強いチーム。日本も組織的なので、組織と組織で戦える。頑張っていく」と意気込んだ。

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