エムバペ獲得失敗のレアル 「頑張って」ペレス会長ら反応
サッカーフランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・エムバペが2025年まで契約を延長したのを受け、加入確実とみられていたレアル・マドリード(スペイン)でも反響が出ている。
スペインのスポーツ紙アスによると、エムバペは10日前にレアルに対しスペインへ移籍するとの返答をしていたという。その言葉を翻した格好でのパリ残留を決めマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長へメッセージを送ったという。「幼い頃からのファンであるレアル・マドリードでプレーする機会を与えてくれたことに感謝します。僕の決定を理解してくれれば幸いです。チャンピオンズリーグ決勝での幸運をお祈りしています」と記したという。
マルカ紙によると、ペレス会長は選手に対し「頑張って」と短い返信をしたという。またレアル・マドリード所属のウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデは選手の名前こそ出していないものの自身のソーシャルサイトで「マドリードの選手になるのは誰もが得られない名誉」としている。
フランス代表選手の残留に不信感を示したのはスペインプロサッカーリーグ機構のハビエル・テバス会長。「PSGがエムバペと契約延長するのに多大な金額を使うことになるだろうが、最近数シーズンで7億ユーロの損出を出しているチームが6億ユーロ以上のサラリーキャップだというのはサッカーに対する冒涜だ」と、多くの欧州クラブが守っている基準を無視している不健全な状態にあると指摘している。