日本サッカー協会（ＪＦＡ）は２３日、フランスで２９日から開催される第４８回モーリス・レベロ・トーナメント（旧トゥーロン国際大会）に出場するＵ－１９日本代表メンバー２３人を発表した。オンライン取材に応じた冨樫剛一監督は「今回選んだ選手はベストだと思っている」と語った。

　１６歳のＤＦ高橋センダゴルタ仁胡（バルセロナ）、前田ハドー慈英（ブラックバーン・ローヴァーズ）、ＦＷ二田理央（ＦＣヴァッカー・インスブルック）の海外組３人が招集された。冨樫監督は日本国籍以外を持つ高橋らとはオンラインでミーティングを重ね「日本のためにしっかりと戦いたい」という意志を確認し選出した。

　国内からは中野伸哉（鳥栖）、ＭＦ中村仁郎（Ｇ大阪）、ＭＦ升掛友護（柏）、北野颯太（Ｃ大阪）らＪ１で出場機会を得ている選手らが順当に選ばれた。

　今大会１次リーグでは３１日にアルジェリア、６月３日にコモロ、同６日にコロンビアと戦う。指揮官は「普段のパススピードやボールを奪いに来る部分とは全く違う。久しぶりに彼らは未知との遭遇をするのだと思います。フランスに行かなければ分からないものを感じてほしい」と期待した。

【Ｕ－１９日本代表メンバー】

ＧＫ　木村凌也（日本大）、波多野崇史（同大）、佐藤瑠星（筑波大）

ＤＦ　工藤孝太（浦和）、菊地脩太（清水）、中野伸哉（鳥栖）、松田隼風（水戸）、田中隼人（柏）、前田ハドー慈英（ブラックバーン・ローヴァーズＦＣ）、高井幸大（川崎Ｕ－１８）、高橋センダゴルタ仁胡（バルセロナ）

ＭＦ　山根陸（横浜Ｍ）、中村仁郎（Ｇ大阪）、升掛友護（柏）、佐野航大（岡山）、屋敷優成（大分）、宇野弾斗（町田）、山崎太新（筑波大）、福井太智（鳥栖Ｕ－１８）、北野颯太（Ｃ大阪）

ＦＷ　横山歩夢（松本）、二田理央（ＦＣヴァッカー・インスブルック）、熊田直紀（ＦＣ東京Ｕ－１８）