レアルが欧州CL14度目V GKクルトワ好守連発「何が何でも勝つつもりだった」
「欧州CL・決勝、リバプール0-1レアル・マドリード」(28日、サンドニ)
レアル・マドリード(スペイン)がリバプール(イングランド)を1-0で下し、4季ぶりで大会最多を更新する14度目の優勝を果たした。Rマドリードは後半14分にビニシウスが決めた1点をGKクルトワを中心に守り切った。アンチェロッティ監督は4度目のCL制覇。リバプールはサラーらが好機を生かせず、3季ぶりの優勝はならなかった。MF南野拓実(27)はベンチ入りしたが、出番はなかった。
レアル・マドリードが伝統の勝負強さを発揮し、シュート数で3対23と圧倒されながら1点を守り切った。決して前評判は高くなかったシーズンで、2季ぶりに制した国内リーグとの2冠を達成。アンチェロッティ監督は「今季の初めには誰も予想しなかった成果を残せた」と誇った。
後半14分にバルベルデが右から入れた低いクロスを、21歳のビニシウスが右足で合わせて均衡を破った。この1点で相手の攻勢がさらに強まったが、GKクルトワが好守連発。最優秀選手に選ばれた守護神は「何が何でも勝つつもりだった」と胸を張った。
現行CLで決勝は8戦全勝。大会得点王に輝いた34歳のベンゼマ、10番を背負う36歳のモドリッチらベテランも健在で、名門が復権を印象付けた。