2得点の神戸・大迫「コンディション不良というか、けが」足の負傷明かす

後半、勝ち越しゴールを決める神戸・大迫勇也(中央)=撮影・石井剣太郎
試合に勝利し、抱き合って喜ぶ大迫勇也(10)ら神戸イレブン(撮影・石井剣太郎)
後半、同点となる2点目を決め喜ぶ神戸・佐々木大樹(撮影・石井剣太郎)
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 「天皇杯・2回戦、神戸3-2富山」(1日、ノエビアスタジアム神戸)

 2回戦からの登場となったJ1神戸は終盤の大逆転で初戦を突破した。途中出場のFW大迫勇也(32)が決勝点を含む2得点で初戦敗退危機を救った。

 終盤の大逆転でジャイアントキリングを許さなかった。2得点を決めた大迫は「押し込む時間帯が長かったので攻撃に専念できた。いいボールが来たので決められて良かったですね」と振り返った。

 富山に前半2点を先行された。相手はJ3で6位。リーグ戦の合間ということで一部の主力は遠征にも帯同していない。神戸も控え組中心のメンバーとはいえ、J1勢として負けは許されなかった。

 重苦しい雰囲気は後半16分に大迫とDF酒井が投入されたことで一気に変わった。「結果どうこうより、僕ら経験ある選手が見せるべき姿を表現しようと思いました」と大迫。25分に大迫がFWボージャンの折り返しを右足で合わせて反撃のゴールを決めると、44分にMF佐々木がDF初瀬の左CKから同点ヘッド。そしてロスタイムに大迫が初瀬のクロスを劇的なヘッドでたたき込んだ。

 大迫はリーグ戦3試合を欠場し、5月29日の札幌戦で復帰。6月の日本代表の招集も見送られた。「コンディション不良というか、けがなので。そこはチームも発表していないですし、僕個人から言うのも。コンディション不良というふうになっているんだと思います」。足を負傷していたと明かす。

 完治は近いといい「もうちょっとで治りそうなのでもうここで言っても意味ないなと思います」と負傷箇所など詳細は明かさなかった。

 劇的勝利で3回戦に進出。「今日は内容的には負けに等しい試合だったと思います。ただ、経験の浅い選手が出て今日の試合がいい経験になったと思うし、次につながるゲームになったんじゃないかなと思います」。J1最下位の神戸が何より欲しい勝利という結果。18日の柏戦(三協F柏)から再開するリーグ戦につなげていく。

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