MF原口 反骨2アシスト インサイドハーフ定位置奪取へ名乗り
「国際親善試合、日本4-1パラグアイ」(2日、札幌ドーム)
2アシストで存在をアピールした。右インサイドハーフで先発したMF原口元気(31)=ウニオン・ベルリン=は先制点と3点目の2ゴールを演出。田中、守田で不動となりつつあるインサイドハーフの定位置奪取に名乗りを上げた。
先制点の場面では左足で浅野に絶妙のスルーパス。3点目はエリア内でフリーでいた三笘に落ち着いてボールを届けた。
前回ロシア大会では最終予選での4戦連続ゴールなどW杯出場の原動力となり、本大会でも主力としてベルギー戦で得点を決めた。しかし今回の最終予選は控えに回る時間を多く過ごした。悔しさを押し殺し、ベテランらしくチームのことを第一に考えた振る舞いに徹した。予選の最中には「反骨心が出てくるシチュエーションは得意だし好き」と闘志も示した。チャンスを得た今回、攻撃的な持ち味を存分に発揮した。
後半に吉田が退いてからはキャプテンマークも巻き、チームを鼓舞した。本大会メンバー入りだけでなく、ポジションを取り返す決意で臨んでいく。