浅野拓磨 ブラジル戦出場意欲 前日別メニュー調整も「出るつもりで準備しています」
左太ももの違和感で4日の練習は別メニューだった日本代表の浅野拓磨(27)=ボーフム=が5日、ブラジル戦(6日、国立競技場)の出場に問題なしを強調した。ブラジル戦に向けてオンライン取材に応じ、「昨日ピッチに出て状態は良くなったんで、僕自身次の試合は出るつもりで準備しています」と意欲を見せた。
会場となる国立競技場は四日市中央工2年時の第90回全国高校サッカー選手権で、市船橋に決勝で敗れた舞台。「振り返って見ると、国立は自分自身が成長してきた過程に必ず現れている場所かなと感じる。高校生から始まって、プロになってからも悔しい思いもすれば、大きい喜びも味わった。今回また日本代表として国立でプレーするチャンスがありますけど、日本を代表してプレーできることに誇りを感じる」と思いを語った。
ちょうど前夜の就寝前に高校選手権決勝で敗れたことを思い出したという。「思い出すと、あのときと同じぐらい悔しい気持ちがまたよみがえってきて。ベッドの上ですごい悔しい気持ちになった。でもそういう出来事があるからこそ今でも思い出して、もっともっとやらなければと感じることができる。すべて含めていい歴史かなと思います」と振り返る。
前回17年のブラジル戦では途中出場した。「また僕らはチャレンジできる舞台がある。強い相手に対して100%のチャレンジャーとして全力でぶつかることができたらチャンスはあるかなと感じています」と気持ちを込めた。