森保監督 久保建らに出場機会与える考え「スタートからプレーしてもらえるように」
W杯カタール大会(11月開幕)を控えるサッカー日本代表の森保一監督(53)は9日、キリンカップのガーナ代表戦(10日、ノエビアスタジアム神戸)に向けて、試合会場で前日会見に臨み、先発メンバーについて「ブラジル戦(6日)から少し変更して起用したい」と入れ替えを明言。「全員ではないが、スタートから出場機会を得ていない選手にも、スタートからプレーしてもらえるようにしたい」との考えを示した。
2試合を終えて先発出場がないのは柴崎岳(レガネス)、久保建英(マジョルカ)、前田大然(セルティック)、上田綺世(鹿島)らで、W杯本大会のメンバー入りへ生き残りを懸ける当落線上の選手に出場時間を与える可能性が出てきた。
森保監督は「システムというより、選手を試す、選手と選手がどう融合するのかを見ていきたい」とも語り、新たな組み合わせによる化学反応にも期待を寄せた。
冒頭15分間のみ公開された前日練習では冨安健洋(アーセナル)を含む26人全員がそろい、ランニングやボール回しで調整した。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本は23位で、ガーナは60位。過去の対戦成績は日本の4勝3敗。日本は14日にパナソニックスタジアム吹田でチリまたはチュニジアと対戦する。