久保建英 ガーナ戦の猛アピールで生き残る 森保J“当落線上メンバー”に出場チャンス

 ヒールでパスを出す久保建(撮影・吉澤敬太)
 前田(左端)、柴崎(右端)らイレブンを背にピッチを歩く森保監督(中央)=撮影・吉澤敬太
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 「国際親善試合、日本-ガーナ」(10日、ノエビアスタジアム神戸)

 サッカー日本代表はガーナ戦を翌日に控えた9日、試合会場で冒頭15分間を除き非公開で最終調整した。会見した森保一監督(53)は6月2試合で先発出場のない当落線上のメンバーに出場機会を与える方針を明言。久保建英(21)=マジョルカ、柴崎岳(30)=レガネス、前田大然(24)=セルティック、上田綺世(23)=鹿島=の4人は生き残りへ猛アピールが求められる。

 当落線上のメンバーが奮起する時が来た。「ブラジル戦から選手を替えていきたい。全員ではないが、スタート(先発)で出場機会を得ていない選手にスタートからプレーしてもらえるようにしたい」と森保監督。2試合で先発のない前田、上田、久保建、柴崎にスタメンを含め一定の出場時間を与える考えだ。

 1トップを争う前田は2試合連続で途中出場。「チャンスは何回もない。仕留める時に仕留めないと」と少ない機会を生かす。Jリーグでは得点ランクトップを独走しているが、代表では2試合連続出番なしの上田は「FWに求められるのは得点。そこがないと僕は価値がなくなってしまう」と生き残りへ決意を口にした。

 パラグアイ戦でメンバー外になっていた柴崎は「自分がベストを尽くして周りがどう判断するか」とチームに必要性を示す。4日に21歳を迎えた久保建はブラジル戦に出場できなかったことから「なんとか割り込んでいきたい」と今回のチャンスにかける。ノエスタは横浜M時代だった18年8月の神戸戦でJ1初得点を決めた縁起のいい舞台。代表初弾もたたき込み、大きな印象を残すつもりだ。

 指揮官は「できるだけ人を試す。選手と選手の融合をどうしていくか見ていきたい」とブラジル戦のメンバーを軸にしつつ、これまでにない中盤や前線の組み合わせも示唆。チャンスを与え、崖っぷちの4人を見極める。

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