日本代表・森保監督 冨安の起用に慎重「国際試合の高い強度でやるのはリスクある」
「キリンカップ、日本-チュニジア」(14日、パナソニックスタジアム吹田)
サッカー日本代表は13日、キリンカップのチュニジア代表戦(14日、パナソニックスタジアム吹田)に向け、試合会場で冒頭15分を除く非公開練習を行った。
森保一監督(53)が冨安健洋(23)=アーセナル=の起用に慎重な姿勢を示した。今季終盤に右太もも裏を負傷した冨安は、今回の代表活動でも別メニュー調整が続き、11日から全体練習に合流したばかり。冨安は12日に「しっかり準備するだけ」と出場に意欲を見せていたが、森保監督は「いきなり国際試合の高い強度でやるのは非常にリスクがある。試合に使えると言い難い状況ではある」と消極的な発言を繰り返した。
指揮官は右足つま先を痛めた中山(ズウォレ)の欠場を明言し、本職のサイドバック(SB)は長友と山根だけになった。ガーナ戦に出場機会のなかった長友は先発が濃厚だが、山根は3試合で184分間出場している。
冨安が起用可能なら、山根の負荷を軽減する意味でも右SBに冨安を途中投入する可能性もある。森保監督は「可能であれば(冨安を)サイドで起用することを考えていきたい」と含みを持たせた。