日本代表、絶好機でミスミス 南野、鎌田が“空振り”響いた前半逸機
「キリンカップ、日本0-3チュニジア」(14日、パナソニックスタジアム吹田)
決勝が行われ、本番想定のベスト布陣で臨んだ日本代表はW杯出場国のチュニジアに0-3で完敗しタイトルを逃した。
攻撃陣は決定機をものにできず不発に終わった。インサイドハーフで先発した鎌田は「自分が決めていれば全然違う内容になった。自分が入れていればという話」と悔やんだ。
前半28分は、ゴール前でフリーで反応した南野が右足で空振り。同35分にはカウンターから右サイドを突破した伊東のクロスに、ゴール前でまたしてもフリーで待ち受けていた鎌田がボレーを試みるも右足は空を切った。
前半で得点を奪えず、後半は先制点を献上してしまい、劣勢に立たされた。「うまくいっていない中で仕留めきるところが大事だった。W杯は最初の得点が大事で失点しないことが必要」と鎌田。途中出場で果敢に得意のドリブルを仕掛けた三笘も「チームとしてどう攻めていくのかもっと持たないといけない」と厳しい表情を浮かべた。
本大会まで残り試合は限られる。鎌田は「まだまだ足りていない。全然成長できる。W杯で今回ミスしたことが良かったと思えるように」と自らに言い聞かせ、改善を図ることを誓った。