J1C大阪 23年ぶり大阪ダービーシーズンダブル達成 小菊監督「語り継がれる勝利」
「明治安田生命J1、G大阪1-2C大阪」(16日、パナソニックスタジアム吹田)
C大阪は前半に先制されながらも後半に2得点。今季の大阪ダービーはともに逆転勝利となった。C大阪が大阪ダービーでシーズンダブル(2連勝)するのは1999年以来、23年ぶり。
3-1で快勝した5月のホーム戦に続く、痛快な逆転勝ちに小菊昭雄監督は確かな手応えを強調した。「今日のゲームはセレッソファミリーの皆さんにとって、これから語り継がれる歴史的な試合、そして勝利となったと思います」とかみしめた。
1点を追う後半7分にMF為田のスルーパスをFW山田が決める。後半20分にはMF上門、FWブルーノメンデス、パトリッキと攻撃的選手を一気に3人投入。「引き分けはまったく考えていなかった」という小菊監督のメッセージに選手も応える。後半45分にカウンターからパトリッキが強烈な決勝ミドルを突き刺した。
これでリーグ戦での大阪ダービーは7戦連続で負けなし。通算成績では14勝7分け23敗とまだ負け越しているが、近年は力関係が変化してきている。98年からC大阪に在籍する小菊監督は「チームの成長強く感じたゲーム。私自身も個人的にはガンバの背中を追いかけて過ごしてきました。こうやって追いつき、追い越そうという現状ををうれしく思いますし、ここで一気にガンバを追い越していけるようにクラブ全体で努力していきたい」と力を込めた。