森保JAPAN 若手主体の中国にまさかの“失態”ドロー 「最後をどう決めるか」

 「東アジアE-1選手権、日本0-0中国」(24日、豊田スタジアム)

 男子の第2戦が行われ、日本は中国と0-0で引き分けた。宮市(横浜M)細谷(柏)らを軸に押し込んだもののゴールを奪えず、1勝1分けの勝ち点4で2位に後退した。中国は1分け1敗。大会3連覇中の韓国は香港を3-0で下し、2連勝の勝ち点6で首位に浮上した。香港は2敗。日本は4大会ぶり2度目の優勝を懸け、27日に豊田スタジアムで行われる最終戦で韓国と顔を合わせる。

 「最後をどう決めるか」という森保監督の言葉に全てが集約されていた。圧倒的に試合を支配しながら決定力不足を露呈。中国戦の引き分けは7年ぶりで、国内に限れば10年2月の東アジア選手権(味スタ)以来12年ぶりだった。加えて相手は平均年齢23歳ほどの若手主体。“失態”と断じられても過言ではない結果が残った。

 香港戦から先発全員が入れ替わった。代表デビューの細谷は後半8、12分に迎えた決定機をものにできず「決め切るところが課題」とうなだれた。森保監督は「最大限のチャレンジをしてくれた」と選手をねぎらい、「どれだけ頑張っても、結果につながるかは我々にも分からない」と強調したが、W杯への生き残りを懸けた試合としては結果も内容も余りに物足りなかった。

 4大会ぶり2度目の優勝へ、韓国戦は勝利しか許されなくなった。指揮官は「悔しさをパワーに変えてほしい」と選手に奮起を促した。「結果」に生きる者として、誇りや真価が問われる。

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