INAC神戸 2連覇へ新体制発表 朴康造新監督 師と仰ぐキングカズから激励も
サッカー女子プロリーグ「Yogibo WEリーグ」初代女王のINAC神戸が27日、新体制会見をホテルロイヤルクラシック大阪で開催。朴康造新監督(42)や新加入選手が出席し、10月に開幕する新シーズンでの2連覇を誓った。
男女各カテゴリーを通じて初の監督就任となる朴監督は現役時代から師と仰ぐJFL鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)に監督就任の報告を最初に伝えたという。そしてカズから「まずは頑張れよと。もしピンチになっても、その時は自分のサッカーへの原点回帰を目指せという言葉をいただきました」と激励されたことを明かした。
INAC神戸は昨年9月に日本女子初のプロサッカーリーグとして発足したWEリーグで初年度の優勝を飾った。9年ぶりに復帰した星川敬前監督がタイトルから遠ざかっていたチームを改革。開幕8戦連続完封勝利など首位を独走し、目標に定めた初代チャンピオンをつかんだ。
しかし星川前監督にJ3YS横浜から就任オファーが届き、シーズン終了後に退任。2連覇を目指すクラブは新たな指揮官として現役時代にJ1神戸などで活躍し、今年4月からはINAC神戸のテクニカルアドバイザーとしてクラブの全カテゴリーの指導に携わってきた朴監督を抜てきした。
新体制会見には東依里コーチ(36)と新加入4選手も出席。4選手は次のように意気込みを語った。
DF土光真代(日テレ東京Vより完全移籍)「チームも私自身もサッカーを楽しみつつ、見ている方々に楽しんでいただけるようなプレーをして、リーグ2連覇、そしてすべてのタイトルを取ることができるように頑張りたい」
MF脇阪麗奈(ノジマステラ相模原より完全移籍)「2連覇という目標に向かって戦うチームの一員になれることを本当にうれしく思います。持っている力をすべて出し切ってチームの勝利のために全力で戦います」
MF山本摩也(スペイン2部エスパニョールより完全移籍)「INACという素晴らしいチームのエンブレムを背負って戦うことを非常に光栄に思いますし、すごく楽しみです。スペインで培った中で学んだものをチームに還元して2連覇の力になれれば」
FW宮本華乃(マイナビ仙台より完全移籍)「けがをしている状況で受け入れていただいたことに感謝して素晴らしい環境のチームメート、スタッフと一緒にサッカーできることを楽しみにまずはしっかりけがを治したいと思っています」