INAC神戸・朴新監督「幸か不幸かV神戸はたくさんの監督が」確立した理想の指導者像
サッカー女子プロリーグ「Yogibo WEリーグ」初代女王のINAC神戸が27日、新体制会見をホテルロイヤルクラシック大阪で開催。朴康造新監督(42)や新加入選手が出席し、10月に開幕する新シーズンでの2連覇を誓った。
朴監督は男女各カテゴリー通じて今回が初めての監督就任となる。星川敬前監督(46)が築き上げた優勝チームを引き継ぐことに「去年の成績があまりにも素晴らしく、重圧もじわじわくる」と正直な気持ちを明かす。その上で「やはりチャレンジしたい気持ちもありましたし、2連覇できるんじゃないかという、根拠というのはあまりないんですけど、実績がないので。それでもやっていきたい、できるんじゃないかという気持ちがあった」と意気込みを示した。
理想とする指導者についても言及。「ヴィッセル神戸で10年ほどプレーさせていただき。幸か不幸かヴィッセル神戸はたくさんの監督が来られます。たくさんの監督を私は選手という立場で見てきました」と自身の現役時代を振り返る。Jリーグの中でも群を抜いて監督交代の多いJ1神戸で大半を過ごした。「その中で私がすごいなと思った監督が一人います。それがスチュワート・バクスター監督」と名前を挙げた。
94年に広島を率いてJリーグ第1ステージを優勝した英国出身のバクスター監督に、朴監督は06年に指導を受けた。05年に初のJ2降格となったチームを1年でJ1復帰を導いたシーズンでもあった。「カリスマ性があったり、分かりやすい指示であったり、そういったところをされていた監督です。もちろん私がそれほどのカリスマを持っているということではないんですけど、目指したいなと思う監督ではあるので頑張っていきたい」と話した。