森保監督 期待の20歳ボランチ藤田を絶賛「選考のテーブルに上がってくる」
サッカー日本代表の森保一監督(53)が東アジアE-1選手権の優勝から一夜明けた28日、愛知県豊田市内で取材に応じ、初招集だったMF藤田譲瑠チマ(20)=横浜M=について「(選考の)テーブルに上がってくる選手」と高い評価を与えた。
パリ五輪世代の藤田は同大会でボランチとして2試合に出場。27日の韓国戦では後半4分に相馬勇紀(名古屋)の先制点をアシストするなど、攻守で日本の中盤を支えた。
昨夏の東京五輪代表の事前合宿で、藤田をトレーニングパートナーとして帯同させていた森保監督は「その時よりすごくレベルが上がっている。想像以上にできるなと感じた。さらに躍動感が増している」と成長を目の当たりし、「ボールに勇気を持って関わっていく能力を見せてくれた。守備では剥がされるところもあるが、果敢にボールを奪いにいく、チャレンジする姿勢は見ていてすごく気持ち良かった」と賛辞を惜しまなかった。
9月の欧州遠征、その先のW杯カタール大会に向けて「全然決まったわけではない」と断りつつも、「チームとして起爆剤になるような存在になるかもしれない。間違いなく今回やれた選手の1人だと思っているので、選考の中では考えていきたい。(選考の)テーブルには上がってくる選手」と、今後も招集に含みを持たせた。