神戸FW小田裕太郎 プロ入り後初のホーム声出し応援を前に「ワクワク」
J1神戸のU-21日本代表FW小田裕太郎(20)が2日、ルヴァン杯準々決勝第1戦・福岡戦(3日・ノエスタ)を前にオンライン取材に応じ、自身初となる本拠地での「声出し応援」試合を前に、「ワクワクしています」と意気込んだ。
福岡戦は神戸が初めて声出し応援運営検証対象試合として開催する。ゴール裏のサポーターズシート、ビジターシートが対象となり、声を出しての応援が可能になる。
小田は神戸U-18から20年にトップチームに昇格。プロ入り後、まだ本拠地での声出し応援を経験したことがない。「高校生で見に行った時にサポーターの方たちが応援歌などを歌っているのを見て、ここでプレーできてうらやましいなと思っていた。プロに入ってそれを味わえるのは楽しみですね」と心待ちにする。
0-1で敗れた7月30日の柏戦(ノエスタ)では後半開始から左ウイングで投入され、抜群のスピードでチャンスを切り開いた。しかし終了間際の決定機を外し、チームは完封負け。「柏戦を振り返ってみたら決めないといけない場面だと思いますし、そこが今シーズン多い」と反省する。試合を想定したシュート練習などを重ね、課題克服に取り組んでいる。
8月はACLもあり、猛暑の中、過密日程を強いられる。吉田孝行監督は「より多くのメンバーで戦っていくしかない」と選手を固定することなく起用する構え。残留を目指すリーグ戦に重点を置きながらも、「ルヴァンを捨てるとか、そういう考えはない。例えメンバーが替わっても、自分が勝てる自信のあるメンバーを選ぶ」と方針を示した。