経営難のバルサ、開幕まで1日で新加入選手離脱の危機
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナがポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキら新加入選手のリーグ登録ができない状況になっている。クラブ財政を好転させなければ認められない状況で、今夏に加入した選手のうち数人はデビュー戦で出場できなければ、他チームへ移る可能性もあるという。バルセロナを中心に展開するスポーツ紙、スポルトが伝えている。
記事によると、まだ選手登録できていない新戦力はレバンドフスキ、フランス代表DFジュール・クンデ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、コートジボアール代表MFフランク・ケシエ、ブラジル代表FWハフィーニャの5人。さらに、契約延長したフランス代表FWウスマン・デンベレとスペイン代表経験のあるMFセルジ・ロベルトも。本来なら7人のうち5人がレギュラー候補だが、状況が変わらなければ、現状で登録されている事実上の戦力外も含めた17選手でメンバー構成しなければならないという。
またESPNによると、クリステンセンとケシエについては、開幕戦までに登録されなければ加入したばかりのクラブを去るとしている。
スポルト紙報道では、バルサは7選手を登録するにはあと3000~4000万ユーロ(約41億1000万~54億8000万円)の収入が必要と試算している。ラポルタ会長はラファ・ユステ副会長、サッカーディレクターのマテウ・アレマニー氏と話し合いの場を持ち、クラブ所有不動産の売却などを進めているという。