J1鹿島 鈴木優磨「必要だったのは信頼。(岩政)大樹さんに絶対ついていく」
「明治安田生命J1、鹿島2-0福岡」(14日、カシマスタジアム)
岩政大樹新監督(40)が初陣を飾った。鹿島が6試合ぶりの勝利で暫定ながら2位に浮上した。前半10分にFW鈴木優磨(26)が巧みな個人技から先制点となるオウンゴールを誘発。鈴木はベンチ前の岩政監督に向かって“突進”。熱烈な抱擁を交わしたまま、新指揮官と芝生に倒れ込んだ。試合後は「必要だったのは信頼されるということ。(岩政)大樹さんだったら絶対ついていくと決めている」と、新指揮官への熱い思いを語った。
鈴木の主な一問一答は以下の通り。
-大きな1勝
「今週は非常にいい練習ができた。自信を持って試合に入れて、やっている選手も楽しかった。苦しい時間もあったがいいゲームができた。『新しいアントラーズ』を見せようとした。昔のアントラーズだったら守って1-0で終わらせていた。これから作るアントラーズは『相手をもっと制圧しよう』と(岩政)大樹さんも言っていた。追加点が取れたのは大きなポイントだった」
-岩政監督の初陣
「必要だったのは、戦術もそうだが信頼されるということ。信頼されているとその人のために頑張りたいと力を発揮できる。大樹さんが監督になって、どの選手も自分が重要な選手と感じられるようになっている。これが一体感や期待応えたいという、いい方向にいく。間違いなくチームはいい方向にいっている」
-熱い抱擁もあった
「俺は大樹さんをすごく信用しているし、大樹さんだったら絶対ついていくと決めている。それは全員が思っている。ピッチ横でも必死になって戦ってくれるというのは選手の心を揺さぶる。鹿島の監督は大樹さんが一番ふさわしいと思う。後はその信頼をどれだけピッチで示せるか。この一戦の熱量を毎試合続けることが大事」
「自分が重要な選手と感じられるのは、サッカー選手としてすごく重要。期待に応えたい、監督を勝たせたいとか、どんな理由でもいい。それが一つになった時にチームとして強くなる。この熱量を残りの試合でぶつけようと話していた。毎試合この試合をすれば、必ずファンはついてきてくれる」
-監督から「全ては愛」とミーティングで伝えられた
「就任初日のミーティングですね。その話をされて全員が思い出したというか。言葉じゃ難しいが、信頼されていると選手がパワーを出せるか出せないかが大きく違って、改めて(信頼が)大事だなと思った」