G大阪 新体制発表でJ1残留へ一丸 松田新監督「厳しい状況を乗り越える」

 J1G大阪は17日、片野坂知宏監督(51)との契約を16日付で解除し、松田浩コーチ(61)の昇格を発表した。現在17位と低迷。広島戦(20日・Eスタ)から新体制でJ1残留を目指す。

 オンライン会見を行った小野忠史社長(61)は「残り10試合となり、現実的に目標がJ1残留となったため」と監督交代の理由を説明。G大阪本来の攻撃サッカーでの復権を掲げ、片野坂前監督を今季招へいしたが、理想は一旦断念する。同社長は「できることなら片野坂氏と最後まで心中したかったというのが本音」と苦渋の思いを打ち明けた。

 守備構築に定評のある松田監督の現実路線に切り替え、残留を託す。新監督はクラブを通じて「選手・スタッフ一丸となってこの厳しい状況を乗り越えるだけ」と決意を語った。

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