イニエスタ合流で神戸ベスメン出撃 吉田監督「問題ない」 ACL決勝Tで日本勢対決
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区の決勝トーナメントは、18日から埼玉スタジアムなどで集中開催される。日本勢は神戸、横浜M、浦和の3チームが勝ち残り、25日の準決勝まですべての試合が一発勝負で行われる。18日に埼玉スタジアムで行われる1回戦では神戸と横浜Mの日本勢対決が実現。17日は両チームが公式練習と会見に臨んだ。
冒頭15分間が公開された神戸の公式練習。13日の札幌戦(札幌ド)ではメンバー外となっていた主将のMFイニエスタが元気な姿を見せた。
負傷を抱えるFW大迫、武藤も集結。吉田監督は「3人とも多少痛みはあるかもしれないが、大迫、武藤は前節もプレーしている。アンドレスも昨日から合流しているし、けがに関しては問題ない」と、ベストメンバーの起用を示唆した。
リーグ戦は16位と残留争いの最中にいる。対する横浜Mは首位。それでも一発勝負では何が起こるか分からない。選手を代表して会見に臨んだDF大崎は「リーグ戦の順位はまったく関係ない。守りに入り過ぎず、攻撃的な姿勢を見せていければ」と下馬評を覆す勝利を誓った。
クラブ初出場だった2年前のACLでは4強で敗退。イニエスタは負傷を抱えながらも主将として強行出場を続け、チームをけん引した。その代償は大きく、右太ももの手術を余儀なくされ、長期離脱した。
再挑戦するACLの舞台に懸ける気持ちは人一倍強い。頼れる主将が戻ってきた神戸が「アジアNo.1クラブ」の目標に向かい、勝負に出る。