神戸 ACL4強ならず 延長戦で力尽きる イニエスタ&大迫ベンチ外、攻撃に迫力欠く

 延長前半、全北現代に勝ち越しを許す神戸(撮影・堀内翔)
 後半、先制のゴールを決めて喜ぶ神戸・汰木康也(撮影・堀内翔)
 後半、先制のゴールを決める神戸・汰木康也(撮影・堀内翔)
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 「ACL・準々決勝、神戸1-3全北」(22日、埼玉スタジアム)

 2大会ぶりのベスト4進出を狙った神戸は延長戦の末に、力尽きた。後半21分に途中出場のMF汰木康也(27)のゴールで先制したが、全北(韓国)にすぐに同点とされ、試合は延長戦に突入。延長前半13分に全北FWグスタボに決勝ゴールを決められた。

 神戸は3-2で勝利した18日の1回戦・横浜M戦(埼玉)からスタメン7人を変更。21日の公開練習に不在だったMFイニエスタ、FW大迫はベンチ入りからも外れた。連続出場となるのはGK前川、DF小林友、酒井、MF山口の4人だけという思い切った陣容で臨んだ。

 前半は両チームとも効果的な攻撃が少なく停滞した展開。神戸は後半開始からMF飯野、そして17分にMF汰木を投入。すると試合が動く。

 後半19分、左CKからの攻撃をつないだ神戸は左サイドからMF小林祐が強いボールをエリア内に入れる。これを収めたDF尾崎が反転しながらシュート。相手GKがはじいたボールを汰木が押し込んで先制した。

 しかしすぐに追いつかれる。21分、山口のパスミスからカウンターを浴びてMFバロウに同点弾を決められた。試合は90分で決着がつかず延長戦に入る。延長前半13分、左サイドからのクロスをグスタボに豪快に決められた。全員が同点を狙った延長後半ロスタイムには無人のゴールに決められて2点差となった。

 2度目の出場となったACL。今季リーグ戦で低迷する中、ベスト8まで進んだが、「アジアNo.1クラブ」の道は遠かった。イニエスタや大迫らタレントを欠き、本来の攻撃力を欠いた試合での敗退となった。

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