J1湘南・田中聡「ベルギーが最終地点ではない」 先輩・遠藤航からも助言 コルトレイクに期限付き移籍
J1湘南からベルギー1部リーグ・コルトレイクに1年間の期限付き移籍をすることが発表されたMF田中聡(20)が22日、オンライン取材に応じ「湘南で学んだことを最大限生かして、いい報告を日本にできるように頑張ります」と意気込みを語った。
この日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約を結ぶ。移籍の決断を悩んだと言うが「海外でプレーすることが小さい頃からの夢だった。その夢が目の前にある状況で、やっぱり海外でプレーしたいという気持ちが強く、この決断に至りました」と話した。山口智監督からも「お前が決めたことなら頑張ってこい」と送り出された。
2021年に湘南ユースからトップチームに昇格。6月には、同じ湘南でプレーしていた日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)から、クラブの練習場に訪れた際に「海外には行った方がいい」と言葉をかけられ刺激となった。
田中は「ベルギーが最終地点ではないと思っている。ドイツなどに行きたい」。先輩の遠藤と同じ舞台を目標とした。
パリ五輪世代で将来的な日本代表にも期待がかかる。田中は「言葉の不安とか生活の不安はあります」と20歳らしく正直な気持ちも明かすが、「代表もコルトレイクで結果を残さないと呼ばれない。まずはチームでしっかりプレーして活躍してから代表が見えてくる。これからが本当のチャレンジ」と新天地での活躍を思い描いた。