J2徳島 前半終了間際のピッチに“珍客”襲来 ポヤトス監督「彼らが助けてくれた」

 「明治安田生命J2、徳島2-0甲府」(3日、ポカリスエットスタジアム)

 J2徳島が“珍客”の襲来にも慌てることなく快勝。今季初の3連勝を果たした。

 前半終了間際、40羽近い鳥の集団がスタジアム内に侵入。ピッチの上を低空飛行で飛び回り、選手が首をすくめる姿に、観客からは笑い声ももれた。結局、鳥たちは試合終了まで飛び続けたが、徳島の選手たちは「気にならなかった」と、集中力を切らさず。ポヤトス監督も「彼らが助けてくれたんだと思う」と、“勝利の使者”へ感謝の言葉を贈った。

 徳島の先制点は前半19分、DFエウシーニョの縦パスをMF児玉がスルー。動き出していたMF杉森が抜け出した。GKと1対1の場面。「しっかり見えていた」と、冷静に右足で股を抜いて見せた。40分にはMF西谷が左サイドから切り込んで、ペナルティーエリア外からゴール右隅へたたき込んだ。

 徳島は今季の引き分け数がリーグ断トツの20試合。なかなか波に乗れない状況が続いてきた。先月中旬にはクラブ関係者に大量の新型コロナ感染者が発生。一時は紅白戦もままならない状況が合った中でも、6月26日の群馬戦から11試合負けなし。耐えて耐えて3連勝につないだ。

 この日の勝利で一つ順位を上げ暫定10位につけた徳島。J1参入プレーオフ圏内の6位・熊本まで勝ち点差は4。12位・千葉まで5点差の中に7チームがひしめく大混戦だ。ポヤトス監督は「勝つことはチームにとっての大きな薬となる」と、次節への自信をのぞかせていた。

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