堂安の決勝点でフライブルク首位浮上 今季初ベンチスタートも結果 連戦へ「満足せず準備」
「ドイツ1部リーグ、レーバークーゼン2-3フライブルク」(3日、レーバークーゼン)
フライブルクの堂安律(24)はアウェーのレーバークーゼン戦で後半から出場し、2-2の同27分に決勝点を挙げた。今季2点目。チームは3-2で勝ち、首位に浮上した。
堂安がCKから抜け目なく狙い、チームを首位に押し上げる決勝点を挙げた。開幕節の得点に続き、要所でのゴールで自身の価値を示し「CKから得点を取ることはあまりないが、ゴールはゴール」と納得の表情だ。
0-1の後半から投入されて攻撃を活性化させ、ゴールへの執念を実らせたのが2-2の後半27分だ。右CKを味方が頭でつなぎ、逆サイドに流れたボールに反応し、相手と競り合いながら左足を伸ばして押し込んだ。
チームが布陣を3バックに変えた影響もあり、今季初のベンチスタート。「少し気持ちの切り替えも必要だった」と悔しさもあったが、逆転を狙った後半に力を必要とされた。「負けている状況で入る方がメンタルを維持しやすい」と前線で果敢に動き回り、最高の形で期待に応えた。
8日には欧州リーグも開幕する。今季、PSVアイントホーフェン(オランダ)から加入し、新天地で躍動するアタッカーは「連戦が始まるので、満足せず準備したい」と気を引き締めた。