主力温存の神戸 鹿島に完敗で天皇杯敗退 来季ACL出場の可能性消滅
「天皇杯・準々決勝、神戸0-1鹿島」(7日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸は後半17分に鹿島FW鈴木優磨(26)にゴールを許し、0-1で敗れた。現在リーグ戦17位と低迷する神戸はルヴァン杯に続き、天皇杯も敗退。来季のACL出場権獲得の可能性が消滅した。
天皇杯にベストメンバーを投入する余裕がなかった。17位と降格危機にある神戸は中2日で迎える10日の名古屋戦からホームでのリーグ3連戦が控える。試合前日、吉田監督は天皇杯を軽視することはないとしながらも「現実的に残留が一番大事なところ」と戦力の温存を示唆していた。
先発は3日のリーグ京都戦(サンガS)からDF小林友とFW郷家を除く9人を変更。小林友は京都戦でレッドカードを受けており、名古屋戦は出場停止になる。負傷を抱えるMFイニエスタ、FW大迫はベンチ入りもせず、主力の多くが先発を外れた。
鹿島は3日の浦和戦(カシマ)からGK以外の10人が同じ陣容。ベスト布陣の鹿島に前半無失点で乗り切ったが、後半に力尽きた。