神戸 天皇杯敗退で来季ACL消滅 残留争いで主力投入の余裕なし 吉田監督「自分の責任」

 「天皇杯・準々決勝、神戸0-1鹿島」(7日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は鹿島に0-1で敗れた。甲府が延長の末に福岡を2-1で破り、初の準決勝進出を果たした。今大会J2勢で唯一の4強入り。広島はC大阪に2-1で逆転勝ちして7大会ぶりにベスト4進出。J2東京Vは京都に1-2で敗れた。京都-広島、甲府-鹿島の準決勝は10月5日に行われる。

 ベストメンバーで臨む余裕がなかった。リーグ17位でJ2降格危機にある神戸は、3日の京都戦から先発9人を変更。天皇杯敗退が決まり、来季ACL出場の可能性が消滅した。

 吉田監督は「結果に関しては自分の責任」と受け止めた。主力を温存し、リーグ戦に戦力を注ぐことを優先した。10日の名古屋戦からホームで控えるリーグ3連戦。そこで結果を出すしかない。

 MFイニエスタ、FW大迫ら負傷者が続出する中、戦列を離れていたFW藤本、MF扇原らが先発でプレーできたことが収穫か。6月26日の浦和戦以来の復帰となった扇原は「残りシーズンは少ないけど、何とかチームの力になりたい」と巻き返しを誓った。リーグ戦残り8試合、総力戦で残留を目指す。

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