横浜M マスカット監督「何もないのは信じがたい」西村拓真がタックルで負傷交代
「明治安田生命J1、横浜M1-0福岡」(10日、日産スタジアム)
横浜Mが2連勝で首位をキープした。今季ホームでは11勝2分けと負けなし。日産スタジアムでは10連勝とした。
前半14分に決勝点となったFWアンデルソンロペスのゴールをアシストしたMF西村拓真は同6分に相手DF奈良竜樹から左足首付近にスパイクの裏からタックルを受けた。その影響で同24分にMF藤田譲瑠チマと途中交代するアクシデントがあった。
ケビン・マスカット監督は試合後の会見で西村について「彼のケガが本当につらいですし、悔しいです。あれ(奈良のタックルが)が意図的ではなかった事故だとしても(ファウルなど)何もないのは信じがたい」と語った。
試合後には審判団とコミュニケーションを取る姿もあった。指揮官は「レフェリーもいいパフォーマンスで運営してくれたと思う」とした上で「現場では見えなかったかも知れませんが、映像で見ると鮮明に写っている局面でした。自分が一番悔しいのは起きたことはしょうがないと思うが、そうは言いたくない自分もいる。西村はこれで何週も外れるかと思います。サッカーではこういうことは起こり得るスポーツだが、本当に彼がこれまでやってきた中、ああいうような局面になってしまって残念です」とうつむいた。
西村は7月の東アジアE-1選手権で日本代表にも選出され、リーグでは今季ここまで9得点を決めており、横浜Mの攻撃をけん引していた。