JFL鈴鹿・55歳カズが故郷静岡で最年長出場記録を更新「素晴らしいスタジアム、幸せ」

 「JFL、ホンダFC2-0鈴鹿」(14日、エコパスタジアム)

 日本フットボールリーグ(JFL)鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が3試合連続で途中出場し、自身のJFL最年長出場記録を55歳200日に更新した。エコパスタジアムのピッチで公式戦に出場するのは、2007年8月4日に行われたJリーグのオールスター戦以来。

 シュートこそ打てなかったが、中盤に下りてボールを引き出そうとするなど、劣勢を打開しようと試みた。終了間際にはDF坂本のクロスをゴール前で待ち受けたが、わずかに合わなかった。チームは2連敗となった。

 カズの主な一問一答は以下の通り

 -試合を振り返って

 「プラン通りに進んでいたと思いますし、いい戦いをしたと思う。ただ、僕が入る直前に(点を)入れられたんですけど、ああいう失点は、ああいう時間帯に入れられると苦しいですね。ホンダさんのようなJFLトップのチームですから、そういうチームに2点目を決められてしまうと厳しい試合になってしまったなと思います。そういう意味では非常に残念です」

 -終了間際に惜しいシーンもあった

 「あれだけ劣勢の中でも、ああいうクロスがもう一つ越えてきていたら、決定的な場面だったかなと思いますね。ああいう場面をあの時間で作れるわけですから、最後まで諦めてはいけないと思いますし、グラウンドの中で相手に(ボールを)持たれていましたけど、そういう声かけをしていましたし、最後のホイッスルが鳴るまで諦めずやることが大事だと思います」

 -故郷静岡での試合。何か思いは

 「正直、そういう思いを持って今日(ピッチに)立ったわけではないので、いつも通りのルーティンで入りましたし、ただ、こういう素晴らしいスタジアムで、W杯を開催したスタジアム、普段ジュビロ(磐田)や(清水)エスパルスが使うようなスタジアムで、お客さんの前でプレーできたことは幸せに思いますし、皆さんに感謝したいと思います」

 -次戦に向けて

 「土曜日にすぐ試合がありますので、練習という練習はできない。この前の高知もバス移動が往復で12時間、今回も当日3時間の移動で来て、これからまた帰って、明日朝9時からトレーニングなので、ほとんどリカバリーみたいな形でしかトレーニングできませんが、土曜日にまた万全に持っていけるように自分もしっかり調整したいなと思います」

 -長距離移動でコンディションの影響は

 「どうですかね、今のところは大丈夫ですけど、逆に練習量が一気に少なくなっているので、その分休める時間も増えていますので、ただ移動とか、こういう試合でもほぼ試合の前から終わるまでウオーミングアップしている時間が長いので、サブの選手には負担になっていると思いますけど、試合はやりたいので、次も自分自身は頑張りたいと思っています」

 -サポーターは来年も静岡のピッチに立つ姿を見たい

 「先のことは分からないですけど、試合に出る準備をして、ピッチに立てるように最大の努力をこれからもしていきたいなと思います。また、静岡県のどこかのスタジアムで試合ができればいいなと思っています」

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