J2徳島がプレーオフに望みつなぐ 岡山相手に藤尾がV弾

 「明治安田生命J2、徳島1-0岡山」(14日、ポカリスエットスタジアム)

 J2徳島が3位の岡山を破り、J1参入プレーオフ争いに望みをつないだ。

 前半を0-0ながら押し込んだ展開で折り返すと、先制ゴールは後半8分に生まれた。中央やや右からのクロスをMF西谷が頭で折り返し、合わせたのはFW藤尾。頭でゴール左へ押し込んだ。勝利の立役者とあった藤尾だが「もっとゴールを決められる場面はあった」と、白星にも満足はしていなかった。

 これでリーグ戦は6月26日の群馬戦から14試合負けなし。ポヤトス監督は「チームの根底である戦うこと、それができていた。日々の努力の結果が出てきている、とつくづく感じている」と、選手を褒めたたえる。試合終了間際には、サポーターへ向かって何度も腕を上下に振り、拍手での応援を“要求”。「選手には皆さんの応援が必要だ、と表現したかった」と、少しだけ照れながら話した。

 リーグ戦は残り6試合で、J1参入プレーオフ争いは混とんとしてきた。圏内の6位・大分と10位・徳島の勝ち点差は5。両チームを合わせて5チームが勝ち点差5の中にひしめいている。攻守で効果的な動きを見せたDFエウシーニョは「いつものように練習して、いつも以上に自信を持って試合に臨まなければいけない」と、次なる戦いに目を向けていた。

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