J1神戸・大迫2発「やっと万全の体」今季初逆転勝ち導いた!一気13位浮上で降格圏脱出

 後半、逆転ゴールを決める神戸の大迫(右から3人目)=撮影・秋山亮太
 逆転勝利を決め、飯野(2)と抱き合って喜ぶ大迫(撮影・和田康志)
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 「明治安田生命J1、神戸2-1G大阪」(18日、ノエビアスタジアム神戸)

 残留争いのライバル対決となった一戦は、神戸がFW大迫勇也(32)の終盤の2得点でG大阪に2-1と逆転勝ち。神戸は13位に浮上し、G大阪は17位に後退した。

 エースの半端ない2ゴールで、神戸が今季初の逆転勝ちをつかんだ。後半から投入された大迫の活躍で、残留争いのライバルG大阪との直接対決を制した。試合前の17位からJ2降格圏を脱出し、一気に13位に浮上した。

 8月18日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1回戦・横浜M戦以来の復帰戦。「長い間けがをして、やっと万全の体でサッカーができる。少しでもチームの役に立てるように頑張りたい」と、今季最多2万1471人の大観衆と喜びを分かち合った。

 1点を追う後半38分、FW武藤がエリア内で倒されたプレーがVARを経てPKと判定された。「チームの復調のカギは大迫選手が握っている部分が大きい。大迫選手が決めることでチームはさらに良くなる」。武藤は迷わずPKを譲った。

 そしてロスタイム。武藤からエリア内の大迫にパス。これを右足で突き刺した。「ヨッチ(武藤)が僕のことを見ていてくれた。2トップの関係性で取ったゴール」。劇的な決勝点に吉田監督も「いや半端ない!」と笑顔でエースをたたえた。

 チームが低迷する中、負傷で離脱した。14日のFC東京戦で復帰する予定が、前日に捻挫をして流れた。「悔しい思いをした。今日はその分もチームを助けたいと思った」。神戸が本来の力を発揮しつつある。残り5試合、残留に前進した。

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