C大阪・上門のドライブシュート 浦和監督も警戒していた「やられてしまった」

 追いつかれてドローに終わったC大阪イレブン(撮影・和田康志)
 後半、途中出場したが不発に終わったC大阪MF・清武弘嗣(中央)=撮影・和田康志
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 「ルヴァン杯・準決勝第1戦、C大阪1-1浦和」(21日、ヨドコウ桜スタジアム)

 J1C大阪がFW上門知樹(25)が武器とするドライブシュートで先制したが、後半に追いつかれてホームでの初戦を引き分けで終えた。

 前半2分、MF奥埜からの縦パスをエリア手前で受けると右足一閃。強烈なドライブシュートは浦和の名手西川も対応できず、急激に伸びてゴール右上に決まった。「あれは僕の持ち味。パスをもらう前から入るイメージがあった。イメージ通りですね」と会心の一撃を振り返った。

 今季J2岡山から完全移籍でJ1初挑戦。ここまでリーグ戦14試合2得点。ルヴァン杯でも今季2ゴール目。公式戦4得点目で、自慢のドライブシュートが初めてさく裂した。アシストした奥埜は「練習からああいう特長のあるシュートを打てる選手。僕には蹴ることのできないジョーの持ち味」とたたえた。

 浦和のロドリゲス監督も警戒していた一撃だった。J2徳島監督時代に岡山所属の上門とは対戦経験がある。「上門選手に関しては、彼が岡山でプレーしている時から知っている選手。得意なミドルシュートでやられてしまった」と悔やんだ。

 試合は後半に追いつかれて1-1のドロー。浦和にアウェーゴールを許したため、25日の第2戦は得点が必要になる。小菊監督は「アウェーはもちろん厳しい試合になる。点を取りにいかないといけない。でも逆に言えばやることがはっきりする。攻守に重心を前に、ボールを、ゴールを奪いにいく」と力を込めた。上門は「セレッソは攻撃力には自信を持っている。点は取れると思っている」。準優勝した昨年に続く2年連続の決勝進出を目指す。

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