JFL・FC神楽しまねで給与未払い続く 社長「誠に申し訳ありません」緊急支援募る
日本フットボールリーグ(JFL)のFC神楽しまねは21日、クラブの公式ツイッターで「選手、スタッフ、社員に対する給与の未払いについて」と投稿。7月分の60%、8月分全額が未払いで、9月分も支払いができない状況にあることを報告し、支援をお願いした。
クラブではこれまでに6月分の給与で2度に分けての遅配が発生。7月分も未払いとなったことから、7月末から公式ホームページで「緊急支援のお願い」を実施した。同ページでは「本来ですと、自助努力により改善しなければなりませんが、現在緊急を要しているため、このように皆様にご支援を賜りたく、ここにお願いさせていただきます」とし、文末には「代表取締役社長 宮瀧譲治」と記された。
1口2000円から支援金を募り、8月17日の段階で469人535万9000円の支援金が集まったという。「ご支援いただきました支援金につきましては選手・スタッフ。社員の7月分給与(40%分のみ支払い)ならびに弊社の運営資金として使わせていただいております」とし、今後について「さらなるスポンサー営業と経費削減を実行しながら、新たな収入源の構築を図り、今シーズンを乗り越えていく所存でございます」と記していた。
今回掲載された文書では「自助努力による改善ができていない上に、多くの方々からご支援を賜りながらも、給与の支払いに対応できず、運営費に充当させていただいていること誠に申し訳ありません。代表としてこの状況を真摯に受け止め、一日でも早く改善できるよう最善を尽くしてまいります。引き続き、ご支援ご声援の程、よろしくお願い申し上げます」とされた。
FC神楽しまねは現在7勝4分11敗の勝ち点25で、11位。今季は残り8試合。3-0で勝利した9月17日ソニー仙台戦後には「クラブに対し多くの支援金をいただいたおかげで、仙台に飛行機移動と宿泊をすることができました。私たちは最後まで走り続けます。引き続きご支援・ご声援をお願いします」と投稿されている。