森保監督 W杯へ「いい準備に」メンバー選考最後の見極め 米国戦23日キックオフ

 米国戦に向け、調整する吉田(中央)=共同
 米国戦を前に記者会見する森保監督(共同)
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 日本代表は23日午後2時25分(日本時間同9時25分)から、ドイツ・デュッセルドルフで米国代表と対戦する。22日は試合会場で最終調整。W杯カタール大会に向けた貴重な強化の場で、記者会見した森保監督は「W杯に向け、いい準備となるようにしたい。目の前の一戦に最善を尽くし、勝利を目指すことを続けながら、積み上げていきたい」と抱負を述べた。

 本大会出場国を相手に結果も内容も求められる。指揮官は「対戦相手の良さを消すところ、弱点を突いていくところを出していけたらいい。ベースがありつつ、アジアの戦い方からW杯の世界の戦いに臨めるように変化をもたらしたい」と本番を見据えた。

 W杯メンバー選考の最後の見極めとなる。危機感を強めるのが主将の吉田(シャルケ)だ。「代表の(先発)11人の枠、そしてキャプテンとしての立場に値すると思われるパフォーマンスを見せたい」と話す表情には切迫感が漂う。

 ピッチでは精彩を欠く。体は重く、判断は鈍い。6月のチュニジア戦では連係ミスなどで全3失点に絡んだ。昨夏はオーバーエージ枠で東京五輪に出場。その後のW杯最終予選も戦い抜いた。34歳には蓄積した疲労があるはずで今夏に加入したシャルケでも低調だ。

 チームはW杯に備えて戦い方の約束事を増やそうとしている。まとめ役としての吉田の力が必要な時期だが、実力を見せなければ発言に重みが伴わない。「周りを見過ぎて自分の足元が(おろそかになる)というのが何度かある。気を引き締めてやらなくてはいけないと重々、理解している」と肝に銘じている。

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