森保監督 先発総入れ替え「2チーム分の戦力ある」 W杯で当落線上の選手はラストチャンス

 森保監督
 エクアドル戦に向け、最終調整する古橋(共同)
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 「国際親善試合、日本-エクアドル」(27日、デュッセルドルフ)

 26日は試合会場で最終調整した。W杯カタール大会(11月20日開幕)に臨むメンバー決定前の最終戦で、日本代表・森保一監督(54)は2-0で快勝した23日の米国戦から先発全員の入れ替えを明言。「2チーム分の戦力はある。W杯で結果を出すには難しいことを乗り越えないと。覚悟を持って準備する」と語った。過去の対戦成績は日本の2勝1分け。

 エクアドル戦はW杯メンバー決定前最後の実戦で、当落線上の選手にとっては森保監督に直接的に力を示せるラストチャンスとなる。米国戦から先発全員が入れ替わると明らかにした森保監督。アピールの機会を与えられる選手たちは強い印象を残せるのか。

 古橋は所属先でゴールを量産しているものの、代表での実績は不十分のため目に見える結果が求められる。前線では上田も微妙な立場で、何としても存在感を示したい。

 チーム内での序列が下がりつつある南野や田中は、主力の座を奪還する足掛かりをつかめるか。堂安、三笘、谷口らにはレギュラー陣を脅かす活躍が期待される。権田が離脱したGKはシュミットの先発が濃厚だ。

 森保監督は「明日(のエクアドル戦)だけが選考の場とは思っていない」とした上で、「選手は練習やピッチ外でもチームを考えた言動をしてくれている。選ぶ側として心苦しいところはあるが、普段の頑張りをしっかりと受け止めながら起用したい」と、悩める胸中を吐露した。

 南米予選を4位突破したエクアドルは堅守速攻タイプの難敵。各ポジションに欧州で経験を積む選手がおり、前線の推進力を生かす攻撃やロングボールへの警戒が必要となる。

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