試合後暴動125人死亡 日本人選手も出場 インドネシアのサッカー場で約3千人が暴徒化

 インドネシア東ジャワ州マランのサッカー場で1日、プロリーグの試合後に観客による暴動が発生、逃げようとした観客が出入り口に殺到して転倒するなどし、インドネシア国家警察によると125人が死亡した。負傷者は約300人に上るという。地元メディアが2日、伝えた。試合には日本人選手も出場した。在インドネシア日本大使館によると、選手を含め邦人に被害はない。

 警察などによると、地元チームが敗戦したことに観客の一部が激高しグラウンドに乱入。約3千人が暴徒化し、警察は催涙ガスを使用した。多くは窒息死や圧死とみられる。

 試合ではインドネシア第2の都市スラバヤの「ペルセバヤ・スラバヤ」が地元マランの「アレマFC」を3対2で破った。決勝ゴールを決めたのはペルセバヤの山本奨選手、アレマの山口廉史選手がベンチ入りしていた。

 ◆主なサッカー場での事故 1985年の欧州チャンピオンズカップ(現欧州チャンピオンズリーグ)決勝で、イタリアのユベントスと対戦した英国のリバプールのサポーターが暴徒化。39人が犠牲となった。89年のイングランド協会(FA)杯準決勝では、警察の過失によりスタンドで観客が折り重なり、97人が死亡。2012年にはエジプトで観客による暴動が発生し、70人以上が亡くなった。

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