森保監督 浅野、板倉の早期復帰にこだわらず「プレーできると確認できれば本大会招集する可能性ある」
サッカーのW杯カタール大会(11月20日開幕)に出場する日本代表の森保一監督(54)が4日、成田空港着の航空機で帰国し、取材に応じた。負傷中のFW浅野拓磨(27)=ボーフム、DF板倉滉(25)=ボルシアMG=について「プレーできるということが確認できれば、本大会に招集する可能性はある」と語り、W杯メンバー26人が発表される11月1日までに実戦復帰していなくても、選出する見込みがあると言及した。
浅野は右膝内側側副靱帯(じんたい)断裂、板倉は左膝内側側副靱帯の部分断裂で戦線を離脱し、9月に行われたW杯メンバー決定前最後の2連戦を欠場した。
森保監督は「まだ確定できるところではないが、W杯までには治せるだろう、復帰できるだろうと聞いている」と2人の状況を説明。「できればW杯本大会の事前の活動から参加してもらえるよう、その前のリーグ戦でプレーしてもらえればいい」との希望を述べつつも「プレーできるということが確認できれば、本大会に招集する可能性はある」と早期復帰にこだわらない姿勢を強調した。
1日のウォルフスブルク戦で途中交代したMF遠藤航(29)=シュツットガルト=については「長期の離脱ではなく、比較的早く復帰できると聞いている」と明るい見通しを語った。